日本では毎週末のように地域ごとの食の祭典やスポーツ大会などさまざまなイベントが開催されていますが、若い世代から最も熱く注目されているのは気軽な出会いの場として今や欠かせないイベントとなった街コンです。
10年以上前に地域活性化の切り札として全国各地で開催されるようになった街コンは年月を経るほどに多様な進化を遂げました。
現在では共通の趣味を持つ人との出会いが実現しやすい趣味コンと呼ばれるテーマ性のあるイベントが目立っています。

ブームになり始めた頃の街コンは文字通り街ぐるみのイベントとして行われ、開催地域の飲食店が会場となって参加した男女がグルメ散策を楽しみながら出会いを求めるといった形式が主流でした。
気軽で楽しい出会いの場に周辺地域のみならず遠方からも多くの人数が訪れ、地域活性化の弾みになるとして全国で開催されるようになりました。
現在では開催される単位が細分化されたことで、イベントごとの規模で言えばややコンパクトになって来たものの、そのぶん各地域や年代のほか趣味などのテーマごとにバラエティーに富んだ街コンが増えました。

現在では主要都市をはじめ全国津々浦々で毎週末ごとに規模やテーマを変えて数多くの街コンが開催されるようになっています。
地域や年代、目的別に参加者募集中のイベントが探せるポータルサイトも登場し、気軽に探して参加できる雰囲気がさらに高まっています。
街コンが盛り上がり始めた頃の地域ぐるみでの大規模イベントは少なめになっています。
大人数の中から出会いを探すより趣味や話が合う人と効率良く出会いたいと考えている人には、現在の趣味コン隆盛のほうがメリットが増えたという声も少なくありません。

テーマごとに開催される趣味コンは同じスポーツを共に楽しむことで出会った時から仲間意識を育むことができるスポーツコンや、美術館や水族館のほかハイキングを楽しんだりするものが人気になっています。
また、神社仏閣や史跡をめぐったりするウォーキングコンなどグルメ探訪よりも会話のきっかけがつかみやすい形式のイベントが人気を博すようになりました。
漫画やアニメ、ゲームやホビーといったインドア派が集う趣味コンでは内気な人も共通の話題で盛り上がれることからカップル成立の可能性が高いと言われ、いっそう注目されるようになっています。
本気の恋人探しに特化せず、話の合う友人を探したいといった気軽さで参加できる雰囲気があるため気負わずに自然体で過ごせることから、出会いの場としてはむしろ理想的になったと言えます。

地域活性化に貢献している街コン

街コンの始まりは2004年に開催されたある地方都市での地域活性化イベントです。
地元の商店街や飲食店を活気づけるために計画され、出会いの場を街ぐるみで盛り上げて大成功を収め、それを皮切りに全国に波及し現在の隆盛に繋がっています。
街コンは今やブームというよりは地域ごとに定着した欠かせないイベントになっています。
全国各地での開催が目立ち始めた頃からはかなり雰囲気を変えたと言われながらも、現在も地域活性化に貢献するイベントとして多くの人から支持されています。

街コンは開催規模のコンパクト化やテーマ性の強調など、ブームになり始めた頃からはかなりの変貌を遂げてきました。
気軽に参加できる出会いの場というイメージはそのままに、さらに特色あるイベントとしての街コンを増加させました。
女性にとって街コンの最大のメリットは本気で恋人探しをしているという目的を表に出さずに参加できる点にあります。
周囲に焦っていると思われたくないという複雑な心理に寄り添ったムードが現代の風潮に上手くマッチしています。
さらに午後早い時間から開催されるという点も女性の参加しやすさを高めることになりました。

地域活性化という目的が濃厚だった頃の街コンは、飲食店によっては準備中となるランチタイム後からディナータイム前にかけての時間帯に開催されるケースが多いです。
外が明るい時間帯に終了し2次会に参加しても早めに帰宅できることから女性に大きな安心感を与えていました。
その雰囲気も現在に受け継がれ、趣味コンなどもランチタイム前後の時間から開催されている形式が目立ちます。
女性が友人を誘い合わせたり一人でも気軽に参加しやすい雰囲気を作ったことも、街コンの大きな功績と言える面があり、現在の人気定着の重要ポイントになっています。

自治体なども主導して街ぐるみで大掛かりに行われていた頃の街コンとはかなり様相を変えて来ている現在ですが、地域活性化への貢献は現在も続いています。
規模がコンパクトになったぶん開催頻度や場所が増えたことで得られるメリットも多様化していると言えます。
多数の飲食店が会場として参加していた頃とは違い、現在では1店が会場となって開催されるケースが一般的となりました。
その地域に多くの男女が集まり2次会などでも賑わうため周辺地域一帯がメリットを得られることになり、開催数が頻繁になったことでその地域への人の流れが定着することにも繋がっています。